活動報告
第2回汽水域研究委員会巡検「北海道の汽水湖」(2019年9月2~4日)
研究会主催で道東の汽水湖を中心に巡検を行いました。参加者は11名でした。 9月2日: 女満別空港集合、能取湖へ。アッケシソウがちょうど見頃でした。 ホタテ養殖が盛んなようで、小さなホタテ貝殻の山があちこちにありました。 能取湖もそうでしたが、サロマ湖でもアマモが岸に打ち上げられていました。 サロマ湖から宿泊地の根室までは4時間のドライブ。途中、屈斜路湖を展望地から眺めました。 9月3日: トーサムポロ沼は沼というより湾で、アマモがわさわさありました。 温根沼は、広い干潟にはコアマモとアサリ、湿地にはアッケシソウと、自然が豊かに残る素敵な湖でした。 厚岸湖でもアマモが茂っていました。 風蓮湖も海水並に塩分が高く、アミ類や海藻、アマモを見ることができました。ここまでのところ、アマモは塩分が高い湖沼のどこにも生えていました。 汽水湖ではありませんが、蛇行復元工事が行われた標津川を見に行きました。入り口が高さ2mくらい閉塞していて、かつ水がないので、三日月湖にもならない状況でした。 この日は網走泊。 9月4日: 網走湖で、湖心での採水・採泥班と、湖岸の水草観察班に分かれて視察しました。 こちらは採水・採泥班です。 翌日のセッションの招待講演でも紹介されたように、網走湖ではアオコが頻発して問題になっています。この日もしっかり発生していました。 午後はひたすら札幌に向かって車を走らせ、無事、レンタカーを返却しました。 かなりの強行軍でしたが、天気にも恵まれ、網走湖では参加者のみなさまが期待していたサンプルもとれて、大満足の巡検となりました。 来年度の九州でも巡検を企画する予定です。ご希望がありましたら幹事長までご連絡ください。